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もっと!もっと! 縦横無尽

福島県の小学校教員 なおたかの以前のブログです。

新しいブログは こちらです。

2014-03-23

卒業式と同窓会

| 07:35

木曜日は卒業式でした。

今年の卒業式は久しぶりに泣きました。卒業学年を担任するのは6回目ですが、泣いたのは初回の時以来。年数にすると、12年ぶりに泣いたということか…。


今年のクラスは、3・4年生の時にも担任していて、5年生を挟んで6年生でも再び担任するという珍しい持ち方をしたクラスです。小学校6年間のうち、半分をお預かりしたわけですよ、こんな変な担任が!

そりゃあ、当然、「普通じゃない」クラスが出来上がりますよね。

申し訳ない気持ちと、それを許してくれた保護者さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。


しかも、このクラスはあの3月11日を一緒に経験したのです。地震発生時、わたしは授業中でした。言わば一緒に生き延びた同志です。

その上、転入生も多く、様々な事情を抱えながら、それを乗り越えたクラスでもあります。

卒業式の前から、放課後にはよく、一人で泣いておりました。


ですので、式が始まる前からこみ上げていましたし、卒業式の最中は、ずっと涙をこらえていました。大泣きしていても良かったのですが、卒業生の姿をしっかりと見届けたいので我慢していました。コンタクトレンスが流れそうになりながら、耐えていました。もちろん、耐えきれませんでしたが。


でも、思ったほどは泣かなかったというのが本音です。

卒業生の立派な姿を見ればみるほど、わたしは誇らしい気持ちになっていました。

「この子達の成長に、自分はわずかでも関与出来た」

そう思うと、涙と共に、何とも言えない笑顔が沸き上がってくるのでした。




卒業式の翌日は、8年前に担任していた子供達から同窓会に呼ばれて行ってきました。「子供達」と言ってはいけませんね。もう成人した方達ですから。

成人式の後には中学校毎にクラス会があったようなのですが、「小学校の時のメンバーで集まりたい!」という話になって、この時期の同窓会になったのだそうです。

8年経っても、顔を見た瞬間に、誰が誰だか迷いなく分かりました。それでも、話してみれば、8年分の成長を強く強く感じました。思い出話をしたり、人生相談を受けたり。色々な話をしながら、一緒に飲みました。酒を飲んでいても、感覚としては小学生のあの時のまま。不思議で楽しい時間でした。

何人かとは「では、将来、一緒に働きましょう!」なんて話もしました。嬉しいことです。


教え子の成長を実感できる。

教師として最上の幸せを味わった2日間でした。

2014-03-10

繋がれないから、繋がる

| 19:39

わたしが仕事をする上で「自分の限界を理解すること」というのを大切にしています。

何が出来ないかを知ることは、何なら出来るのかを知ることに繋がるからです。


最近、いくつかのブログ・ツイッター等で「縦軸・横軸」の話を散見しました。

多くの教師は、「子供達と教師の縦軸をしっかりと作り、子供同士も結び付けること」が学級経営上必要だと考えるでしょう。

以前のわたしもそう考えていました。でも、最近はちょっと変わってきました。


以前は、教師がいかに多くの児童と縦軸を結ぶかを重視していました。

10割の児童と結び付きたいがそれは無理。頑張って7割か、8割か。

そんなことを考えていました。

でも、自分の限界を知りました。わたしがしっかりと繋がれる児童は2割程度です。しかも、その2割は時と場合によって変わります。

また、子供同士の結び付きについても、考えが変わってきました。

以前は、全ての子供がしっかりと結びついている状態を理想だと考えていました。がっちりとスクラムを組んでいるようなクラス。でも、それって危険だということが分かりました。強固で固定的な結び付きを管理する能力は、わたしには無いのです。そんなことを求めると、子供達の関係性がおかしなことになることを知りました。


でも、わたしと全員が繋がれないからといって、学級がバラバラに崩壊するわけではありません。逆です。全員とは繋がれないことを認識して戦略を立てるからこそ、全員が繋がっている学級が作れるのだと思います。


現時点でわたしが行っている学級経営戦略は、次のようなイメージです。


1.まずは学級の2割程度の子にわたしの考えていることを理解してもらう。ただし、その2割の子が誰なのかは分からない。(もちろん、ある程度の予想はつくけれど、完全に当たることはない。)なので、全体に対して、わたしの考えを示すことが必要。

2.この段階で2割程度が動いてくれない時には、こちらの考えを理解してもらえなかったか、こちらの考えを拒否されたかのどちらか。それは子供達を見て判断するしかない。

3.その判断によって、伝え方を変えるか、方針を変えるかを決める。ただし、今までのわたしの経験では、方針を変えたことはない。(つまり、子供達にとって不利益となるものを提示したことはないつもり。)

4.「2割」が動き始めたら、次は「2割」によって残りの8割のうち「6割」を動かしてもらうことが必要。その時に語るのは、「2割だけでは、自分達の幸せは保証されない」ということ。

5.「6割」の子達は「2割が動いても、自分は動かない。でも、3割が動いたら自分も動く」という子がいる。また、「3割が動いても、自分は動かない。でも、4割が動いたら自分も動く」という子がいる。この時期には、教師の価値づけによって、その「あと1割」を増やしていくことが効果的。

6.やがて、教師の働きかけがなくても、「みんなが動いているから、わたしも動こう」という流れがやってきてどんどん動く子が増える。最終的には8割が動くことになる。その分岐点までは教師のテクニックが有効。

7.ただし、教師のテクニックでは動かないのが「最後の2割」。この子達は教師がどんなに誉めても、怒っても動かない。この子達が動くには、「最初の2割」と「6割」の合わせて「8割」が縦横無尽に動いていることが必須。特に、最初の2割が気持ちよく走っていること。その中でいつの間にか巻き込まれていく。他の子と繋がっているのではなく、繋がりの中に絡み取られていくイメージ。

8.とは言っても、最後の2割が繋がれずにいるのを黙って見ているのは、つらい。教師も、子供達もつらい。2割の当人ももちろんつらい。それを和らげるシステムがあった方が良い。現時点でのわたしの答えは「繰り返し」である。

「大丈夫、次もやってみよう!」

これが言えることで、何度もトライ&エラーをしながら、8割が2割を巻き込んでいく。

9.最後の2割をどうにかしようと弄ってしまうと絶対に失敗する。教師はどうすることもできない。ちなみに、子供だってどうすることも出来ない。自然に巻き込むことが最も安全かつ確実。

こんな感じ。

文章だけだと、伝えるのが難しいですね。

でも、まあそれほど外していない戦略だと思っています。

もちろん、これからも常に刷新していきますけれど。

2014-02-25

What do you want to be?

| 17:57

今日の5時間目は外国語活動の学習がありました。

単元は、「What do you want to be?」。

今日の学習活動は、「将来何になりたいか、全員が全員にインタビューを行う。」というものでした。

子供達は、英語の支援員の先生にも、私にもインタビューをしに来ました。

児童:「高橋先生、What do you want to be?」

私 :「I want to be No.1 teacher in Japan.」

児童:「Good luck!」

という簡単なやり取りの後、それを聞いた子達がこんな話をしていました。

「高橋先生は、やっぱり日本一の先生になりたいって言った。」

「高橋先生なら、なれるよね。」


この年齢になって、「日本一になる!」と本気で言っている私は馬鹿ですが(日本一って判断しようがないですしね)、でも、教え子から「なれる」と言ってもらえるのは幸せなことです。


わたしは、担任している子から「好かれたい」とは思いません。好き嫌いなんて、どうでも良いのです。教師は、例え嫌われても、子供達の成長に繋がることなら躊躇せずに指摘すべきだと思います。

教師は「人気者」である必要はないのです。

けれど、信頼はされたいと思います。例えば、「高橋先生は、嫌な奴だけど、頼りにはなるよね」「耳が痛いけれど、指摘されたことは聞くべきだ」と思われていたい。


「高橋先生なら、日本一になれる」

信頼のされ方として、なかなか悪くないでしょ?


ということで、単なる自慢話でした!