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もっと!もっと! 縦横無尽

福島県の小学校教員 なおたかの以前のブログです。

新しいブログは こちらです。

2012-09-03

問題はどこにあるのか

| 15:53

最近では、「問題児」という言葉は,あまり使われなくなりましたよね。人権的な配慮なんでしょうか。

その代わりなのかどうかは分かりませんが、「発達障害の疑い」とか「グレーゾーン」なんていう言葉が聞かれます。


わたしは、この言葉が大嫌いです。

「発達障害」を持つ子が、存在することは事実だと思います。

わたしから保護者さんに検査を勧めたこともあります。(その後、涙なしでは語れない『ドラマ』が生まれたのですが、ここでは書けません。)



けれど、自分の指導力不足を子どもに責任転嫁し、「疑い」とか「グレーゾーン」とかいう言葉を軽く使う教師が、わたしは許せません。

わたしは言葉が悪いので、

「そんなこと言ってるお前は、本当に教師なのか疑わしいし、教師としてグレーどころか真っ黒じゃ!辞めてしまえ!」

と言いたくなります。最近では多少は丸くなったので、笑顔で

「我々は、医者じゃありませんから^^。勝手な思い込みは、子どもの成長を阻害しますよ」

と軽くたしなめることができていますが。


先日の免許状更新講習で、次のような趣旨の話を聞きました。

「発達障害は、子どもの中にあるのではなく、周りの環境にあると考えて欲しい。環境が変われば、障害が障害ではなくなる場合もある。」


なるほど!と思いました。AD/HDは狩猟民族には必要な能力だという話を聞いたことがあります。今の「学校教育」では「障害」とされていますが、過去には必要な素質であり、もしかすると、未来でも必要となるかもしれません。


「問題児」が本当に問題なのかどうかなんて、怪しいものなのです。

もしかしたら、その子が生き生きとできない学級にこそ、問題があるのかもしれません。

問題はどこにあるんだ!?本当に子どもにあるの?本当は学校や教師にあるんじゃないの?そういう視点が必要です。


今日の体育。ソフトバレーボールで、パスの練習をしていました。

「協調性」がなく「好き勝手」にやっていた以前は「問題児」と言われていた子達が、上達のコツを発見しました。「仲良く」「協力して」やる「優等生」たちは、自分たちの殻をなかなか破れないものです。


特別な配慮が必要な子が居ることを、わたしは否定しません。

でも、わたしが目指すのは、「きめ細かい特別支援」が用意された学校ではなく、「多様な子がいることをむしろ喜ぶ懐の広さ」を持った学校です。


それが実現できていない原因も、きっとわたしにあるのです。