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furu-t 学び続ける日々

2014-02-11

[]「繰り返せる環境」が心の余裕を生む

子どもたちを伸ばしていくために必要なこと。

それは、「教師の心の余裕」です。

教師の心は、子どもたちに伝わります。

教師自身が何かにとらわれ、焦っている状況であれば、子どもたちもそれを感じ取りそわそわし始めます。

逆に、教師がドンと構え、心の余裕をもって子どもたちに語れば、それが子どもたちに伝わるでしょう。

教師の出す言葉にならない信号を子どもたちは日々受け止めながら前へ進んでいくのです。

そう考えると、「教師が心に余裕をもてているか否か」は子どもたちを成長に密接に関わっていくでしょう。



では、「心の余裕」とはどのように生み出していけばよいのでしょうか?

私は「何度も繰り返すことができる」ということが非常に大切なことだと考えています。

何度も繰り返すことができるということで、心には余裕が生まれます。

たとえ失敗したとしても

「今日できなくても、大丈夫。次こそできるようになるはず。」

と希望を胸に明日に向かうことができます。




繰り返すことができないということは、その余裕がなくなるということ。

何度も何度も繰り返す中でじわじわ伸ばしていくしかないものを、

たった一度のチャレンジで伸ばし、結果を出さなければならなくなります。




「たった一度のチャレンジで結果を出せ」といわれた時、教師がとりがちな行動。

それは3つあると思います。


①大声でどなり、しかりつけて、むりやり動かそうとする。

②教師が手を出して、結果を教師の色に染めてしまう。

③できるようになっていなくても、それを無視して通り過ぎる。


教師であれば誰もが陥ったことのあるジレンマではないでしょうか。

これらの坑道はすべて教師にも子どもにも「繰り返す余裕」がないことによって生まれるのです。


もし、何度も繰り返すだけの余裕があれば、教師が上の①~③のような行動を取ることはなくなるでしょう。

そして、その代わりに


「チャンスは今日だけじゃないよ。明日もまたやろうぜ!」

「次こそきっと出来るようになるさ。また挑戦しようぜ!」

「この方法じゃうまくいかないってことが今回わかったね。じゃあ次は違う手でいってみよう!」

「何度も繰り返していく中で、力はついていくものなんだよ。」


このような言葉が増えていくでしょう。

このような言葉をかけることができる教師は間違いなく「心に余裕」があります。

それは必ず子どもたちに伝わります。

だからこそ、そういう教師に学ぶ子どもたちはゆっくり、じっくり、確実に伸びていくのです。



このように考えていくと、教師にとって大切な課題が生まれます。

それは

「いかに何度も繰り返していける状況をつくっていくか?」

ということです。

心に余裕を生むためには「繰り返し」が必要不可欠なのですから。



そのような命題を深く突き詰めていくことで生まれた学び方。

それが「インタラクティブカリキュラム」なのです。


インタラクティブ」とは「双方向」という意味です。

学んだことが他教科や同教科の違う単元において、何度も何度も往復していく。

その往復活動の繰り返しの中で、習熟をしていくというものです。


しかしながら「インタラクティブカリキュラム」をやれば子どもたちが伸びるというわけではありません。

結局子どもたちを伸ばすものは「カリキュラム」ではなく、その方法をとる「教師の在り方」なのですから。


インタラクティブカリキュラム」によって生まれた心の余裕をいかに子どもたちの成長に繋げていけるか?

と自問自答していくことが大切なのです。


「教育哲学」と「日々の教育実践」を繋げるということは、とても大変なことです。

しかし、一度繋がったものは容易には崩れません。

「心の余裕」をもつことができる。これが目指すべき場所。

インタラクティブカリキュラム」は手段であって、目的ではないのです。

そんなことをふと考えました。

2013-05-06

[]実践が形になりました。

今年は自分にとって変革の年だと感じます。

今まで挑戦してきたこと、積み重ねてきたことが繋がり始めています。

自分がどんな時も目的として掲げてきた「学び続ける」ということ。

それをいかに自分の授業の中で体現していくかの道筋が見えてきたことが大きいです。



今まで多くの子どもたちと、共に授業を創ってきました。

荒削りで、想いばかりが空回りして、子どもたちにつらい想いをさせてしまったこともたくさんありました。



しかし、どの子も未熟な自分の言葉に懸命に耳を傾けて、私の想いに懸命に応えようとしてくれました。

まっすぐに向き合ってくれるこどもたち、そして温かく見守ってくださる保護者の方々がいなかったら、今の自分はいないでしょう。

こどもたちに自分ができる恩返し、それはこどもたちがやってきた学びが価値あるものだということを示すことです。

そして、その価値を共有できる仲間を毎年育て続けること。

その繰り返ししかありません。



そんな想いから、半年前ぐらいから考えてきたこと。

それは「読売教育賞への論文応募」です。

こどもたちのがんばり、努力の成果を形に表したいと考えました。



「furu-tは強いですね。どんな時も自分をまっすぐに貫けて。」

最近そんな言葉をいただきました。

しかし、それにはわけがあります。

私にはかけがえのない仲間がいるのです。

それは、坂内さんと高橋さんです。


坂内さんのブログ

http://d.hatena.ne.jp/tontan2/

高橋さんのブログ

http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/nao_taka/



今回の読売教育賞への応募は彼らの力なくてはなしえなかったと思います。

論文を作成してみて、それを再認識しました。



坂内さんは、私に「人を育てるとはどういうことか」という価値観を刻み付けてくださった方です。

http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furu-t/20120326

この人との出会いなくして、今の自分はありません。

私と出会う前から、自分なりに課題をもち、常に「もっと」と求め続けてきたのです。

だから、表現も幅が広い。そして深いのです。

自分の想いをわかりやすく、端的にすらすらとまとめていきます。

日々自問自答を続け、追い求めているからこそできるのでしょう。



高橋さんは、自分の軸がしっかりと定まっている方です。

私はとても説明下手で、なかなか相手にうまく伝えることができません。

そんな私の言葉の奥底にある意図をきちんとくみとって、自分の実践に繋げてくださるのです。ありがたいことです。

だから、高橋さんの教室では、常にこどもたちが常に前向きに学ぶのだと思います。

今回の論文では、自分の実践を丁寧にまとめてくださいました。

読んでいて思わず「うんうん」と納得してしまう文章はさすがだと思います。




三者三様。

それぞれの良さが繋がりあった論文となりました。



今回の論文作成を通じて、たくさんのきづきがありました。

坂内さん、高橋さん、というかけがえのない仲間の大切さ。

今まで積み重ねてきた学びを形にすることのすばらしさ。

自分の想いに応え続けてくれてこどもたちへの感謝。

そして、これからも貫いていこうという自分の信念。

このような気づきをくれるきっかけとなった「読売教育賞」にも感謝です。



本当に自分は恵まれていると感じます。

北海道という土地は自分自身を大きく成長させてくれました。

常に自分の成長を感じられる自分でありたいものです。

これからもよろしくお願いいたします。

2013-04-20

[]いよいよ来週です。

教育人間塾で発表させていただきます。

http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furu-t/20130327


「学び続ける」

これは私が日々歩む中で最も大切にしている言葉です。

「学び続ける子どもたちを育てたい」

常にこのように考えて日々子どもたちと接しています。



しかし、以前までは途方にくれていました。

「学び続ける子どもを育てたい」

という強い想いはあるものの、それをどのように実現していけばよいのかがわからなかったのです。



試行錯誤しながら歩む自分に大きなヒントを与えてくれたもの。

それが「協同学習」との出会いでした。

子どもたちが学びの主人公として、生き生きと学ぶ場をどのように創りあげていくか?

挑戦を重ねていくうちに様々なことが見えてきました。

自分の教師生活10年の経験をもとにお話したいと思います。



(1)一斉授業を磨く日々

(2)協同学習(学び合い)との出会い

(3)見えてきた協同学習の弱点

(4)その弱点をいかに補強するかを考える日々

 「織り重ねる学び」

 「インタラクティブカリキュラム」について

(5)1年間の成果

(6)これからの展望



教育人間塾は塾生でなくとも、誰でも参加可能な会です。

興味がある方はぜひおこしください。





日時:4月26日(金)19:00~

場所:札幌エルプラザ

参加費:500円



何かわからないことがあったら、ヘッダーのメールに連絡をください。

2013-03-27

[]1年の成果を発表する機会をいただきました。

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こどもたちが一年間で積み上げたレポート

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こどもたちの一年間の成長




札幌にきて一年が経とうとしています。

5年生担任となり、毎日全力で取り組んできました。

今年担任した子どもたちは本当にたくさんの学びをくれました。



今年一年は自分にとっても挑戦の年でした。

新天地での再スタート。

「書く」という行為を通してどこまで子どもたちを成長させていくことができるのか。

チャレンジの毎日でした。




この一年の学びは私にとって大きな財産となりました。

やはり、子どもたちはみなすばらしい可能性をもっています。

「認め、励まし、求める」

それによって子どもたちが自分の力を自由自在に使いこなせるようになるのです。



私が彼らにできる恩返しは、来年度、今年の学びが陳腐化するほどの結果を残すことでしょう。



さて、私にとって素敵な一年だったわけなのですが、その一年の成果を教育人間塾で発表する機会をいただきました。



教育人間塾とは村山紀昭さんが主宰している素敵な会です。

http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furu-t/20130217



今年一年を自分自身で振り返るすばらしい機会をいただきました。

ありがたいことです。




大きな流れとしてはこのような構成でお話しようと考えています。


①一斉授業を磨く日々

②協同学習(学び合い)との出会い

③見えてきた協同学習の弱点

④その弱点をいかに補強するかを考える日々

 「織り重ねる学び」

 「インタラクティブカリキュラム」について

⑤1年間の成果

⑥これからの展望



冒頭にあった写真や、こどもたちの書いた文章をもとに話を展開します。

資料をまとめていくうちに自分のしてきたことが頭の中で整理されてきました。

本当に良い機会をいただけたと感謝しています。

全力で伝え抜きます。




教育人間塾は塾生でなくとも、誰でも参加可能な会です。

興味がある方はぜひおこしください。




日時:4月26日(金)19:00~

場所:エルプラザ

参加費:500円


何かわからないことがあったら、ヘッダーのメールに連絡をください。

2013-03-09

[]子どもたち自身が感じる成長

「織り重ねる学び」の強さは何か?

それは子どもたち自身が自分の成長を実感できるということだ。

自分の学びを書くことによって形にする。

形として残るからこそ、自分の成長を振り返ることができるのだ。

以下の文章は子どもたちが一年の成長を振り返って書いた文章だ。

どの子も自分の伸びを実感している。

「自分はもっと伸びていける!」

この感覚を子どもたち自身がもてる。

これは大切なことだと思う。



<こどもたちの作文>

私が今年一年の授業で伸びたと思ったことは大きく分けて、書く速さ、書く量、そして、心をオープンにすることです。

最初、春は学校で15分から20分書いた後、家で一枚に3時間もかけてレポートをやっていました。そして、正直にいうと、たまに12時近くなり、泣きながらやる時もありました。今見たらびっくりです。

そして、レポートに限らず、作文もあまり多くの量が掛けませんでした。とにかく春は、やることでいっぱいで、内容もよくなかったけれど、今では春とは比べものにならないぐらいになり、学校だけでは書ききれないけれど、家でプラス30分ぐらいで終わるので、内容にも力を入れることが出来るようになりました。

そして心のオープン。はじめは男女バラバラで話すことがすごく楽しくなったわけではなかったけれど、今は前よりも学校にくること自体が楽しくなりました。というのは、話しづらい人があまりいなくなったということです。こんなに成長できた年ははじめてだと思います。





私は3年生、4年生の時は作文を書くのが苦手で、嫌いでした。でも5年生になってみんなと話したり、わからない所を聞いたりして、たったの15分で原稿用紙1枚ちょっと書けるようになりました。最初は15分で書けるわけがないと思っていました。

でも今の自分を振り返ってみるとちょっと不思議に思います。1年でこんなに伸びるなら、20年後、30年後はどうなってしまうのか?いままで自分の未来なんて考えたことがなかったのに、なんか自分の未来を考えて心がうきうきしました。

10年後は私の夢がかなっているかな?

かなっていればいいなと思います。





私は以前は作文を、新聞を書くたび、泣く泣く書いていました。書くことが苦手で、イラストでうめたりしてなんとか書き切っていました。しかし、作文ではイラストが使えず、原稿用紙3分の2が現界の時がしばしばありました。しかし、今回みんなで話し合い、自分の意見をまとめるようになりました。はじめはやはり気が進まなかったりしながらも書いてみると作文もレポートも楽しく感じたり、書いているうちに頭ですらすらまとまっていったり…。

ついには無意識の内に作文が書けるようになりました。習い事では企画、提案書まで書き、ほめられるほどにまで成長しました。やはり人と意見を分かち合い、共有してこその成長だと思いました。





前の学年のころは、出来事作文しか書けなかったのですが、この1年間で出来事作文じゃない気持ちを表現する作文も少しは書けるようになりました。あと、テストの最後に出てくる「〜を学習して楽しかったことを書きましょう」というやつが苦手だったのですが、今は書けるようになりました。

この1年間で意見を話すことも得意になれました。みんなが私に意見を聞きにきてくれたのが嬉しかったです。

自分が一番成長したと思えた教科は国語の文章題です。文章を読んで思ったことや感じたことを書くことができるようになったし(まだ未完成が多いけど)意見を言うことも少しできたと思うからです。





前は書き方が分からなかったり、あまり書く機会がなかったりしたから書くことは少し苦手でした。でも今年になって作文を書く機会が多くなり、レポートも始まりました。

友達と意見交換をしあったからこそ自分なりにすごく成長した!

書き方がわかるようになった!

わたしはそう思います。

何度もほぼ毎日のようにレポートや作文が書けて、本当にいい経験になり、書く力がついてきました。

最初はあまりうまくまとめられなかったけど、同性、異性関係なく話し合えた。それがゆいいつ書く力が伸びた理由だと私は思います。





各単元のレポートや作文を書くことで、自分がいろいろな意見を書きあらわすことができるようになった。作文でははじめ、100文字しか書くことができなかったけど、今は300文字も書けるようになったことが1番嬉しいです。

ほかにも自分で予習をすることもできたので、成長した点はまだまだあります。そしてクラスのみんなで意見を共有し合うことで、よりいい作文やレポートも書けるようになったと自分では思います。だから、いっぱいいっぱい成長できたと思います。そして、今書いているこの文も書けるようになりました。