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furu-t 学び続ける日々

2013-01-19

[]教師の言葉には力がある。

排出されたものが再び燃料へと変わっていく。

そんな夢のような車があったら素敵ですよね。

だってガソリンを自ら生み出しながら走り続けられるのですもの。

きっとそんな車が生み出される日はきっと来るのでしょうね。



この夢のような車。

人に例えるとこうなります。

「疲れ」を「燃料」へと変えていける。

ここでのポイントはこの「疲れ」がどのような質のものであるか?

だと思います。



「はぁ。疲れたな~。あぁ~。明日もかぁ。やだな~。」

こういう疲れは「苦痛を感じる疲れ」ですね。


一方

「いや~。今日はなんか疲れたけど、すごく充実していたなぁ。しっかり休んで明日またがんばろう!」

こういう疲れは「成長を感じる疲れ」ですね。


実は「疲れるという言葉」=「嫌なもの」として我々の潜在意識の底に刻まれています。

この考え方を変えていくために、必要なこと。それは



「価値付け」です。



「疲れ」=心地のよいもの

という構図をはじめから創りだせる子もいます。

しかし、大半の子は「疲れ」=嫌なもの

という考えから抜け出すことができないのですよね。


こういう子はいくらやらせても、

「やらされている」という感覚から抜け出せないのです。

「疲れは悪」(疲れたくない)→「手を抜く」→「やらない」


知らず知らずのうちにこのような悪循環にはまりこんでいくのです。




ではそんな考えから抜け出せない子にはどうするか。

ここで重要になってくるのが「価値を刻む教師の存在」なのです。

教師に限らず、人の言葉には力があります。

言霊と呼ばれるように言葉には魂がこもるのです。




「苦痛を感じる疲れ」を「成長を感じる疲れ」に変えていくために

教師がその疲れに価値を刻んであげるのです。



「疲れた?一生懸命やったからそんなに疲れたんだよ。」

「疲れるほどがんばったから、これがこんなにできるようになったんだな。」

「疲れているのは伸びている証拠。自信をもっていいんだよ。」


なんて風に。

こんな風な言葉をかけていくことで、「苦痛を感じる疲れ」は「成長を感じる疲れ」へと変えていけます。

もちろんこれが一発ではまる子もいれば、なかなか「苦痛を感じる疲れ」から逃れられない子もいます。

個人差はありますが、根気よくこちらがその価値を刻んでいく。

それしかないのですね。



たまに、「疲れた」が口癖になっている子も見かけます。

そういう子は本当にもったいない。

自らの可能性を知らず知らずのうちに全否定しているのですから。



そういう子は言葉に宿るパワーをしっかり語ってあげることが必要だと思います。

マザーテレサはこうおっしゃいました。



思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。



これは本当に名言だと思います。

「疲れた」が口癖の子のその言葉は確実に運命に繋がってくるのです。

だから、その言葉が自分に及ぼす影響をしっかり語ってあげることが必要です。


「疲れた」を「がんばった」

という言葉に置き換えるだけでも、前向きな気持ちになれますね。


また、ある方にこんなこともお聞きしました。


誰でも口から マイナスなことも プラスなことも吐く。

だから【吐】という字は 口と+と-で出来ている。

マイナスのことを 言わなくなると-が消えて 【叶】という字になる。


あらゆる手を使って、言葉の価値を語ること。

これが大切になってきますね。





しかし、語りうんぬんより何より子ども達を変えていくのは、自分自身の在り方でしょう。


プラスのことを常に話し、

よいところを認め、

だめな時は差を叱る。

(「差を叱る」に関してはこちらをご覧ください)

http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furu-t/20130116



そんな自分の在り方は子ども達に伝染していきます。


そして、いつか私達が価値付けをしなくても、子ども達は自分でその「疲れ」に価値をつけられるようになります。

それがまさに、


自らガソリンを生み出し、夢に向かって走り続けられる人


なのでしょうね。


以上でこの話題をおわります。

[]ガソリンが無限に湧き出てくる子ども

前回から

車が「動き続けること」と「人が学び続けること」の共通点を探ってきました。


前々回の記事を読み返してみて、考えたことがあります。

それは

「先生がいなくても、自分で学び続ける子どももいるよなぁ。」

ということです。


これは車でいうと「ガソリンがなくても動き続けられる」という夢の車ですよね。

中にはこんな夢の車のような子ども達がいますよね。

その子達の心の仕組みはどうなっているのでしょうか?


これを考えるにあたって、注目していくべき所は「排気」の部分です。

「排気=疲れ」

でしたよね。

実はこの「疲れ」には、2パターンの疲れがあるのです。

①苦痛を感じる疲れ

②成長を感じる疲れ

の2パターンです

「自ら学び続けられる子ども達」の特徴。

それは②のような疲れを生み出していることです。



「成長を感じられる疲れ」は「価値」を生み出します。

そして、生み出された「価値」がまた「心地の良い疲れ」を生み出す…。

このように循環しているわけです。

まさに「再生可能エネルギー

というやつですね

現在のクラスにもこのような子がいます。

この子は皆が疲れているような時も、すがすがしい顔をしています。

疲れる=悪

ではなく、

疲れる=成長

という構図ができあがっているのしょうね。


「学び続ける子ども

これは

「先生がいる時にだけ学び続ける子ども

という意味ではありません。

そのような子は、先生による価値の注入が止まると、動きを止めてしまうのです。


我々が目指す子ども達の像は

「価値を自ら注入していける子ども」です。

排出された「疲れ」をまた次への価値に繋げていける子は強いですね。

だって「ガソリン」が無限に湧き出てくるようなものです。


自ら価値を見出し、楽しみながら歩みを進めていける。

そんな子ども達を育てていきたいですね。


実は「苦痛を感じる疲れ」を「成長が感じる疲れ」に変えていく方法があります。

もうおわかりの方もいるかもしれませんね。

それを次の記事で書いていきますね

[]価値観を心に刻む語り方とは?

さて、今回お伝えしたいのは、

「価値観を子ども達の心に刻み込む語り方」

です。


これを「テクニック」としてではなく「在り方」にまで落とし込んでくださることを期待して書きたいと思います。

テクニックとして使ってもすぐ見抜かれますからね。


まずは、「語る」という言葉から。

何度も書いていますが、「話す」と「語る」は違います。


この違いを知ることができたのは、約8年前。

ふと目にした本に書いてあった言葉です

その音にはこのように書いてありました。


「話す」は「放つ」

「語る」は「かた(づく)る」こと

(「語る」は「象る」と書いてあることもありますね。)


なるほど。

口から放たれている状態が「話す」

相手に目に見える形にして話をすることを「語る」

というのですね。


では、「目に見える形にする」ということはどういうことでしょうか?

当然ですが言葉は形になりません

ここでいう「形にする」ということは、つまり

「具体的にイメージさせてあげる」

ということです。



口にした言葉が頭の中には像を結び、様々なイメージがわいてくる状態。

これが「語る」ことができている状態です。



では、相手に具体的にイメージができる方法で「語る」ためにはどのようにすればいいのでしょうか?


これは私の長年の課題でした。

真剣に語ればいいのか?

目を見ればいいのかな?

低い声で話せばいいのかな?



いろいろ試してきたのですが、この冬休みにある方が教えてくれたことで、その謎が一気に解けました。

この方法を知ったことで、自分の語りの改善点が

見えてきました。



その教えとは何か?

それは、人間には「4つのタイプ」がいる。

ということです。

その4つとは


①なぜタイプ

②なにタイプ

③どうやってタイプ

④いますぐタイプ

です。

これは何かを進められた時にどんな反応をするかでわかるようです

例えば、

瞑想って体にいいらしいよ」

と言われた時、

「えっなんで?」と聞く人は「なぜタイプ」です。

その人には、

それをやることがなぜいいのか?

やらないとなぜよくないのか?

を説明する必要があります。


2つ目「何タイプ」は結果をきにする人だそうです。

「それによって効果が出た人っているの?」

「データはあるの?」

などと、それをやった結果に質問をする人。

こういう人には、実際にやってみてどのような結果が出たのか?を丁寧に説明する必要がありますね。


3つ目。「どうやってタイプ」の人はやり方、手順を気にする人だそうです。

瞑想ってどうやってやるの?」

と聞く人ですね。

このような方には、はじめにこうして、次にこうして…。

というふうに具体的に手順を説明してあげると良いのです。

最後の「いますぐタイプ」はそのままです。

「へえ〜。やってみよう〜!」

とすぐに動き出すタイプの人ですね。

調査結果によると、日本人の半数以上は

①の「なぜタイプ」と②の「なにタイプ」だそうです


このようなタイプがあるということがわかれば、自ずと語る際の改善点が見えてきます。

4つすべてのタイプに通じる「語り」が必要になってくるのです。

「なにタイプ」に向けては長所、短所を。

「なにタイプ」に向けてはやることによって得る結果を。

「どうやってタイプ」に向けては、具体的な手順を。

「いますぐタイプ」に向けては、すぐにやったことに対する賞賛を。


語り方が見えてきます。



(なぜタイプに向けて)

みんなこの勉強はやることによってこんな素晴らしさがあるよ。これがわからないとこんなことに困ってしまうね。

(なにタイプに向けて)

先生もこれを実際学んだら、こんなことができるようになったよ。こんな問題がすらすらできるようになったんだ。

(どうやってタイプに向けて)

これをマスターするためには

まず◯◯をする

次に◯◯をする

その次に…


あくまで例ですがこのような話し方が必要となってきます。


テクニックではなく「在り方」を語りたい。

常にそう思っている私ですが、今回テクニック的なことを書いたのはわけがあります。


それは、このテクニックは様々なものを「看る」力に繋がっていくと考えたからです。


これを語れるようになるためには、あらゆる角度で物事を看る経験が必要になってきます。

いつでもこれをスラスラ語れるほどに「在り方」を磨いていきたいものです。

「語る」ことも奥深いですね。



次回もおたのしみに。