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furu-t 学び続ける日々

2012-10-22

[]「いかに教えるか?」から「いかに学ぶか?」へ

教室をアウトプットの場にしていく」


これは自分が日々心に留めていることだ。

これを本気で追い求めようと腹を決める。

すると、自分の日々の授業の中、語りの中の足りない所が浮かび上がってくる。



45分の授業。そのすべての時間を全速力で駆け抜ける。

ただ話を聞いているという「インプット」中心の学習から、自分の考えを発信する「アウトプット」中心の学習へ。

それを達成するには「予習」が欠かせなくなってくる。



何が理解できていて、何がわからないのか?

それを予習でしっかり語ることができるようにしてから授業に臨む。

質の良い学びができるかどうかはすべて自らがどれだけ準備を行ったかで決まるのだ。


子ども達は敏感に感じ取る。

予習をしてきた時の学びと、予習をしていない時の学びの質が全然違うことを。


家庭学習と学校での学びを繋げていく。

それが繋がった時、子ども達は息を吸うように当たり前に学び出す。

学び続ける子ども達を育てるには、常に自分がインプットできる環境を整え、それを全力で吐き出せる場が必要となる。



「勉強は教えてもらうもの」

この意識を根底から覆す。

それがまず最初にすべきことなのだ。



「学習というものは自ら学び取るもの」

その価値観が当たり前のこととして子ども達の心に根付けばこの国の在り方は変わっていく。

「いかに教えるか?」という議論から「いかに学ぶか?」という一段と高い議論をすることが可能となる。



先日の教育人間塾で議論されたこと。

それは「教員の資質をいかにして向上させていくか?」ということ。

いかにして学び続ける教員像を確立していくか?様々な方の意見をお聞きした。



私は、教室子ども達であれ、新任の教師であれ、学び続けるための本質は変わらないと考えている。



新任の教師にベテラン教師が「いかにして教えるか?」という考えから、新任の教師が「いかに学ぶか?」という視点を切り替えていかねばならない。



いかにして「新任教師に教えるか?」という視点でこの改革を進めると確実に壁にぶち当たる。それは「人材の壁」だ。

大学にその人材が豊富にいるならば、もしくは現場にその人材が豊富にいるならば、現在のような問題は起こってはこないのだから。



この人材問題を解決する方法。それは先ほどいったように視点を変えること。




子ども達」「教室」「家庭」


という構図を


「新任教師」「大学での研修」「自分の勤務する学校(クラス)」



という構図に置き換えていけば、自ずと解決策は見えてくる。



教室をアウトプットの場にしていく」

それを

「大学をアウトプットの場にしていく」

という言葉へと変えていく。



自分が何を課題に思うのか?

自分の中でうまくいっていることはなんなのか?

それを徹底的に自分の教室で見つけ、それをすべての参加者がもった状態で大学での研修をスタートするのだ。

自分の教室で起こる様々な出来事を言語化してから臨む研修。

まさしく、「予習」である。



しかし、その予習のやり方を力で押していけば、新任教師達は崩れ始める。(同じ方法をとれば自分の教室子ども達も悲鳴をあげるだろう。)

その時に大切になってくるもう一つの視点。それは「チーム」という考え方。



教室の中には説明がつかない様々な「?」であふれている。

子ども達の表情。子ども達の行動。学級全体の雰囲気。

気にはなるけれど、それが何なのか自分では説明ができないことにあふれているのだ。

それを見逃すことで、大きな問題に発展することもあるぐらいだ。



しかし、教師は孤独である。

常に教室の中で起きることを1人で受け止め、1人で対処しなければならない。

当然目の前にいる子ども達はクラスによって違う。

自分以外誰一人として同じ子ども達の様子を見ているものはいないのだ。



職員室の会話を活性化させよう。

それは大切だと思うが、教室というフレームに囲まれ、誰一人として同じ時間を共有していないのに、子ども達の何を語るのだろう?

ベテラン教師の助言も、その状況を見ていないのだから、その助言はあくまで予測でしかないのだ。


人が成長していくために必要なこと。

お膳立てされて話し合う場ではなく、日常的に話し合える場だ。


そのために新任教師は「数人のチーム」にして同じ教室に配置すべきだろう。

日常の中で感じた疑問、自分の考えを共有する仲間の存在。これは大切だ。


教室で感じたことを仲間と日常的に徹底的に話し合う。

そしてそれを大学の研修でアウトプットする。

それによって得た気づきを日常の教室の中に活かしていく。



それを徹底的に行うことは確実に教師の力となる。

自らの疑問。自らの成果。自らの課題。

それらを抱いた新任教師が自らの手で創りあげる研修。

そんなことが実現したら…。わくわくする。


今自分が目指している教室の先に、限りない可能性がある。

その可能性を感じながら先へ先へと進んでいこう。